ありのみって何?
昔の人は、梨のことを「有の実 アリノミ」と呼んでいました。
「なし」という言葉は「無し」という意味を持っているので
その意味を嫌っての言い換えだったらしいです。
私がこの言葉を初めて知ったのは、今から9年前でした。
初めての梨作りで上手くいかず、
いろんな事で落ち込んでいた時のことです。
「泉鏡花(いずみきょうか)の『夜叉が池』と言う狂言のなかに、
ありのみって言う言葉が出てくるんだけど・・・・・・」
《旅人が途中の民家に立ち寄り、
そこのおかみさんに喉がかわいたので
水を飲ませてほしいと言います。
おかみさんは、「ありのみが冷えてますからそれをどうぞ」》
そんな場面があります。
「果物ってそういうものじゃないかな・・・」
と普及センター(農業技術を教えてくれる所です)
当時の果樹担当の方が私に教えて下さいました。
水じゃなくって「ありのみ」なんですね。
旅人は「ありのみ」で、旅の疲れも寂しさも吹っ飛んだと思うし
おかみさんの暖かい心が伝わってきて
どんなに癒されたと思うのです。
この話を聴いたとき、私は『なしじゃなくてありのみをつくろう!
愛梨の実を育てよう!』
と心に誓いました。
愛梨の実の名前に負けないように、美味しくて心も癒される梨を
お届けできるように、努力してます。
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