花芽の整理

02/12/06

豊水の花芽です。
これをそのままにして、花が咲くと大変なことになります。
どうして大変か・・・というと。

@花を咲かせるということは樹にとって一番負担が大きいので、
 花芽がついてるだけ花を咲かせると、樹勢が落ちます。

Aこの4つの花が全部咲くとすると、4×8で32の花がさきます。
 (一つの花芽のなかにだいたい7・8個の蕾がはいってます)
 決まった養分を32でわけるのと、8つで分けるのでは、実になった時に
 大きさも違ってきます。

B32個の花から一番いい花をみて、受粉するのは難しいです。
 8つだったら、すぐに一番いい花に受粉できます。

C春は何かと作業が多いので、ここで花芽を整理することで、春の作業が
 楽になるのです。

私はこう整理してきました。
どうして、@を残すのかというと・・・。

Aこれは上向きです。豊水の場合、(幸水は大丈夫)
 上向きの花は実がだんだん大きくなってくると、軸折れの可能性が多いです

Bこの画像ではわかりにくいですが、軸の所が細いです。
 軸が太いほうが、大きな実に育ちます。
Cこれと、@を迷いましたが、私は@にしました。
 Bの場合といっしょで、@の軸に比べると、Cは細いです。

こうして、剪定の時に花芽もいっしょに整理していきます。

これも同じ理由で、上向きの花芽は
切ります。

これは、軸も太いし、いい花芽です。
きっと大きくて美味しい愛梨の実にそだちますよ!!

えっと、剪定の話も少し、しよっかなぁ。
もう少し、お付き合いください。

おっ!!これは、いい花芽がビッシリ!!
うれしい・・・・
・・・・と思ったら・・・・
この、枝の先端は右画像でした。
枝にならずに花芽になって、伸びが止まって
しまったんですね。
これでは、来年は養分を引っ張る先端が
ないので、いい実が育ちません。

こんな枝はもったいない(花芽がたくさんある)
けど、元から切ります。
そうすると、春切った切り口から芽がでて、
2年後もしくは3年後に愛梨の実をいっぱい
つけれる、枝をそだてるのです。

この枝はいいですね。
先端もしっかり伸びてるし、花芽もいい具合にあります。
先端は葉芽で切ります。
@の花芽は先端が伸びるのをじゃまするので、必ず落とします。
Aの花芽は下向きなので、これも落とします。
 なんで、下向きはよくないか・・・というと、
 梨の実の糖度が低いのと、大きくなりません。
Bの花芽は上向きのを落として、横向きのを残します。

こんな風に毎日、剪定してます。
来年、再来年、3年後の事を考えて仕事をするのはとっても楽しいです。
最初の頃、剪定の講習会に行くと、決まって先生は「梨の樹に聞きなさい」
とおっしゃってました。
その頃の私はそれがわかりませんでした。
(梨の樹に聞けって、樹がしゃべってくれるわけでもないし、なにゆうてるんやぁ・・・・)
と心の中で思ってました。

経験を積まないとわからないのです。
剪定は6回経験しました。
こう切ると、こう伸びる。ここで切ると、どのくらいの枝が出てくる。
それでも、上のほうで紹介したみたいに、
先端が伸びると思って切った枝が、伸びずに花芽で止まったりする事もしばしば。
そうすると、反省するのです。
これではダメやったんや・・・。じゃ、今度同じような枝があったら
もっと短くきってみよう・・・・とか。

頭をフル回転させて、剪定します。
おもっせぇんやざぁ〜!!

えっと、ご質問などドンドンください。私だったら違う切り方するよってのもお待ちしてます。

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